2010年5月31日月曜日



   

  日常生活に追われて、毎日をあわただしく精一杯働いておりますと自 然にストレスが溜まり、心にゆとりが無くなり少しの事でもつい怒りっぽく なったりします

  そんな忙しい日常生活のなかにあっても、ほんの少しの暇を見つけて <夢>をさがしましょう

  例えば自分の好きな趣味を思い出してみてください

  俳句や短歌が好き、絵を描きたい、運動が好き、歌を歌いたい、ピアノを習ってみたい、邦楽の三味線や、お琴を習ってみたいとか、その他いろいろな方がおられると思います

  どんなちいさな<夢>でも勇気を持って一つ実行しますと

又次の<夢>を見つけることができます

  日常生活から離れた視線で自分を見つめてみることで

ストレスが発散できて、これからの人生が180度変わることに気づかれるはずです

  小さな<夢>を思い出して下さい

  そして実行してみてください

*・・・青い鳥は自分の中に居たこと に気付きます


   さのさ

 花づくし 山茶花 桜に水仙か

寒に咲くのは梅の花

 牡丹 しゃくやく ネエ  百合の花

     おもとのことなら

    

南天 菊の花 アさなさ


月づくし  三笠の山には春の月

      四条河原の夏の月

  石山寺の ネエ 秋の月

田毎 更科 冬の月 アさなさ


 なんだ なんだ なんだね

  あんな男の一人や二人

   欲しくば 上げましょ  のしつけて

とは言うものの ネエあの人は

  初めて私の惚れたひと  アさのさ


   好きなのよ  とっても好きなの

    死ぬほど好きだけど

    冷たい世間の風ゆえに

   逢うことさえも ネエ ままならぬ

  逢うは夜ごとの夢ばかり  アさのさ

2010年5月30日日曜日


落語の名作  「芝浜」

*三遊亭円楽  *立川談志  などの語り

 腕は良いが酒におぼれ、まったく仕事をしない魚屋の

   熊五郎・・・そんな亭主に業を煮やした女房が早朝無理やり叩き起して、芝の魚市場に魚の仕入れに向かわせる

 ・・・渋々出かけて見たが時間が早すぎたので魚市場はまだ開いていない「女房のやろう時間を間違えやがったな」

   と文句を言いながらも、久々に早起きして見る明け方の浜の美しさに感銘する

 魚市場が開くまではと、熊五郎が浜で一服していると、浜辺に流れ着いた汚い皮財府を見つける、その財府を拾い上げ中身を確かめると中には大量の小粒金が入っている・・・あわてて長屋に帰り女房に、財府をみせつけ

   「もうこれで当分遊んで暮らせる」と仲間を呼び出し浴びるほど酒を飲み、また寝入ってしまった

 翌朝二日酔いで起きた亭主に女房が「昨晩の酒代のあ払いはどうするんだい」とカンカンに怒っている、亭主は拾った財府の金で払えと言うが・・・女房はそんなものは

   知らないし見たこともないと呆れ顔 「そんなことはない」 

   と女房を問いただし、家中を探すが財府は出てこない

 呆然自失しながら

   「あれは夢だったか」と財府の金を諦める、そして今までの行いを悔い改めて・・・女房に酒を断ち、仕事に精を出すことを誓う

   もともと確かな腕の魚屋の熊五郎、懸命に働き出せば

   得意も戻り、以前にも増して客も増えてゆく、無心に働いた結果 2年後には棒手振り(天秤行商)から表通りへ小さな店を1軒構えた

   3年目には若い衆も2,3人置くようになった

 3年後の大晦日の晩、今年の仕事を全部終え、風呂から上がってきた後女房と二人でしみじみと今までの苦労を語りあう

* 急に女房が真顔になり「お前さんに隠し事がある」

と亭主はどうせへそくろか何かの事だろうと思いなかなか

とり合わない・・・すると女房は汚い財府を取り出し中身を

広げる、小粒金で50両ちかくある

♑ 最初はこの大金に皆目見当がつかなかった亭主だが

   3年前の事を思い出し、芝の浜で拾った財府が夢では

   なく本当だったことを隠していた女房をに怒りが湧き上が   

   る

   *ここで嘘の訳を涙ながらに説明する、あの3年前拾っ  

   た金は・・・拾った金とはいえ自分達の懐にいれていい

ものかどうか悩んだ挙句、お前さんが酔っ払って寝てい   

る隙に大家さんに相談に行った

 大家いわく、お横領したことがお上(役人)の耳に入れば

   死罪になりかねない、亭主を助けるには財府を役所に

   届け、財府を拾った夢でもみたんだろうと白を切った

   そして月日がたち 落とし主が現れなかったので役所から

   拾った財府がそのまま戻って来たのだと・・・

   しかし、財府が戻ってきたとはいえ、さっかく酒を断ち仕事   

   に打つ込んでいるお前様に戻ってきた大金を見せると

   また仕事をしなくなり、酒に浸ってしまうんではないかと心配で怖くて言いだせなかったと涙ながらに詫びて言うと

   この事実を語られ、亭主の熊五郎は

   怒りを納め、嘘をつかれたちは言え自分を立ち直らせてくれた妻に感謝をのべる

  妻は3年間一心不乱に仕事に打ち込んできた亭主を

    労い「久し振りに、一杯どう」と酒を勧める、はじめは拒んでいたが「もう、あんたは大丈夫」としきりに勧められ

    うれしそうに盃を受け取り「一杯頂くとするか」とそそがれた盃を口に運ぶ

   亭主の熊五郎は急に改まって盃を置く

    妻は 「どうしたの?」

    ・・・「よそう、また夢になるといけねえ」

この 落ちのある落語は他にありません

   これが小唄の芝浜で唄われます

小唄    芝 浜

    芝浜の 磯に拾いし この皮財府

       夢と だまして3とせ 越し

     かけた苦労も 主のため

       あすは目出度き あらたまの

     春日 うらうら小判の光

       差し出されたる 百両ゆりも

     女房千両の うれし泣き


粋な 江戸小唄



$深川生まれの深川育ち       今じゃ辰巳の左妻 

   小唄   辰巳の左妻

  喧嘩は 江戸の華傘や

    街の揃いの 半纏に

    羽場をきかせた 秋祭り

    もんだ神輿のおさまりも

    つかぬ気性の勇み肌

    夜宮に架かる永代の

  浮名も 辰巳 深川や

    八幡鐘の きぬぎぬに

    中町結ぶ冨ケ丘

    あっしゃ 辰巳の 左妻

粋で気風のいい 辰巳芸者を

 リズムに乗せて気持ち良く

 唄い上げます

]

   粋な端唄  奴さん

 ハア コリャコリャ

    ええ奴さんどちら行く       ハア コリャコリャ

    旦那お迎えに            さっても寒いのに供ぞろえ

    雪のセ 振る夜も風の夜も

  サテ お供はつらいね

     いつも奴さんは高ばしょり

  アリャセ コリャサ             それもそうかいなエ

 ハア マダマダ

    ええ姐さんほんかいな        ハア コリャコリャ

     きぬぎぬの             言葉も交わさず 明日の夜は

     裏のセ 窓にはわし一人

    サテ 合い図はよいか

   首尾をようして逢いにきたわいな

     アリャセ コリャサ             それもそうかいなエ

    ハア コリャコリャ

  * 端唄のポピューラーな

   代表曲です さあ

   唄ってみましょう

2010年5月22日土曜日

楽しい小唄 (三吉野の)


* 三吉野の (つるべ鮨)

三吉野の いろめずらしい草なかへ
  迷いこんだる  蝶ひとつ
    想いこめたが 恋のもと
たとへ 焦がれて 死すればとて
   あいに あいもつ鮨おけの
     しめて 固めたにせのォ えん
ふたつ まくらの 花のォ 里

戯曲

義経千本桜

3段目 つるべ鮨より

*1747.11/7 竹本座浄瑠璃初演

*義経千本桜・・・3段目

*釣瓶鮨とは・・・井戸の水を汲む桶に吉野川の

  あゆをを詰めて鮨とする

平惟盛が大和市の 釣瓶鮨弥佐江門方に下部弥助

と名乗りて隠れおるなか、その家の娘お里と恋仲になり

幕引きは・・・弥助とお里とのあわいぬれば・・・

*平家没落後にまつわる悲恋物語とて人形浄瑠璃

  芝居の題材に釣瓶鮨として取り上げられた

   

小唄    つるべ鮨

  みよし野の いろめずらしい草な    かへ

      まよい込んだる蝶ひとつ

    想い初めたが 恋の元

   たとえ こがれて死するとも!

    あいに あいもつ鮨桶の

      しめて 固めた にせの縁

    ふたつ枕の 花のさと・・・ 

2010年5月21日金曜日

やさしい端唄 5



   忍ぶ恋路

♑  忍ぶ恋路は さてはかなさよ!

      こんど逢うのが 命がけ

    よごす涙の 白粉も  

    その顔かくす 無理なさけエ


  楽しい端唄の目録 

 例

博多子もり唄

初めより

槍はさびても

夕暮れ

奴さん

  など やさしくて楽しい唄が

      たくさんあります

      今静かなブームになって

      おります

      さあ はじめましょう!!


2010年5月12日水曜日

やさしい端唄、楽しい小唄

 
 
春川彪楽斎、端唄教室

  やさしい 小唄端唄に 生きがいつけてみませんか!!

* 端唄は江戸時代の流行歌と言われの唄が人々に愛唱されました

* 現代では、その素朴で趣のある歌を 三味線に合わせて楽しみます

* それがとっても <おしゃれです>

* お三味線が弾けると

ちょっと自慢できるよね!?

・・・チン、トン、シャン、、、ヨッ

* 初めての方でも丁寧に指導します

* 簡単なものは、すぐ唄えます

 江戸情緒たっぷりの粋な小唄は楽しいよ!


* やさしい端唄、小唄・・・

入会随時 気軽にお尋ねください

* お稽古日、土曜、日、月

午前中 9:00~12:00

   090-3513-1756
         
 TEL・・・ 049-298-4234

  青々と

 青々と

    いつも松葉の二人連れ

  末も栄えて高砂の

    変わらぬ色や 春の風

   
    縁があったら

 縁があったら

     あえるじゃないか

   たしゃでいなよと 別れたままの

      あいつどうしているーかしら

   たった一夜の旅寝の夢を

    思いださずに 忘れもせずに

   一人で飲んでる 宿の酒 





2010年4月28日水曜日




〘梅は咲いたか〙

梅は咲いたか 桜はまだかいな

  柳ぎゃなよなよ 風しだい

山吹きゃ浮気で

    色ばっかり しょんがいなぁ 






小唄、端唄 お稽古処 (自宅)

端唄は江戸時代の流行歌と言われ、たくさんの人々に愛唱されました、現代はその素朴で粋で趣のある唄をお三味線に合わせて唄うのが静かなブームになっております

それがとっても 粋です!!

邦楽で頭脳を活性化して

教養を身に付けませんか!

ポプユーラーな 「梅は咲いたか・・・」などはその日から唄えます

お気軽にお出掛けください

お稽古は月3回 土、日、その他希望日

マンツーマンで 1回1時間位 ・・・

会費 月¥6.000

問い合わせ9001200

春川 彪楽斉   

090-3513-1756

鶴ヶ島市上広谷269-11   049-298-4234